実務でコードは書けるようになったけれど、DB設計となると「これでいいんだっけ?」と手が止まってしまう。そんな3年目以降のエンジニアの悩みを解決するために、DB設計の本質を学べるおすすめの本を厳選しました。
カモメ
ススメこの記事では、DB設計を学ぶおすすめの技術書を解説します。
結論:DB設計は、本で体系的に身につけるべき
結論から言うと、データベース設計を学ぶことは、非常に大事です。
プログラムのコードはリファクタリングしやすいですが、一度データが溜まってしまったデータベースの構造(スキーマ)を変更するのは非常に困難です。3年目というエンジニアとしてより難易度が高い設計に挑戦する際にスケーラブルで堅牢なシステムが作れるようになります。
データベース設計の「なぜ?」を解決する
3年目のエンジニアが設計で悩むのはなぜか?
カモメ
ススメエンジニアとして3年ほど経験を積むと、機能追加の難しさが「コードの汚さ」ではなく「データの歪み」にあることに気づき始めます。
| 悩み | 解決策 |
|---|---|
| データが重複して更新ミスが起きる | 第3正規化までの徹底理解 |
| 検索が遅くてユーザーから苦情が来る | インデックス設計と実行計画の読み方 |
| テーブルが肥大化して身動きが取れない | 責務の分離と適切なモデリング |
エンジニアにおすすめのデータベース設計本7選
それでは、エンジニアが読むべき、データベース設計のおすすめの7冊を紹介します。
達人に学ぶDB設計 徹底指南書
データベース設計のバイブル的存在です。概念的な話から、論理設計、物理設計、そして正規化の本当の意味までをステップバイステップで学べます。
- 正規化の崩し時(非正規化)など、実務的なトレードオフがわかる
- アンチパターンの紹介があり、やってはいけない設計が学べる
- 練習問題が付いているので、アウトプットしながら定着できる
失敗から学ぶRDBの正しい歩き方
「なぜこの設計はダメなのか」という失敗事例をベースに、正しい設計を逆説的に学ぶ本です。現場で起きがちなトラブルがリアルに描かれています。
- アンチパターンに名前がついているので、レビューで指摘しやすくなる
- 「とりあえずID」や「履歴データ」の扱いなど、あるあるな悩みを解消できる
- 読み物として面白く、挫折しにくい
SQLアンチパターン
DB設計における「地雷」を網羅した一冊。「ジェイウォーク(信号無視)」などの独特なネーミングで、やってはいけない設計手法を学べます。
- 世界中のエンジニアが共通認識として持っている知識が手に入る
- 解決策だけでなく「なぜそれを選んでしまうのか」という心理的側面まで深掘り
- レベルの高いエンジニアとの会話がスムーズになる
図解まるわかり データベースのしくみ
「データベースって、結局中で何が起きているの?」という全体像を、インフラから操作まで幅広くカバーした一冊です。特定の技術に偏らず、広い視野でデータベースを捉えたい時に最適です。
- 見開き1テーマ・フルカラーで、視覚的な情報量が非常に多い
- 設計だけでなく、物理的な保存の仕組みや運用・セキュリティまで網羅
- 特定のSQL製品に依存しないため、基礎知識が普遍的に身につく
やさしいデータベース設計
「そもそもどうやってエンティティを切り出せばいいの?」という初期段階のモデリングを鍛える本です。パズルのように設計を学べるのが特徴です。
- 図解が多く、直感的に理解しやすい
- 業務ドメイン(受注、在庫、支払いなど)ごとの定石がわかる
データベースをなぜつくるのか
「なぜ正規化が必要なのか?」「なぜインデックスを貼るのか?」といった、技術の「裏側にある理由」を深く掘り下げる一冊です。単なる操作手順ではなく、本質的な考え方を学べます。
- 「なぜそうするのか?」という根本的な疑問を解消してくれる
- 歴史的背景や、ファイル管理とデータベースの違いが明確にわかる
- オブジェクト指向設計との関連性など、プログラミング視点での学びも多い
おうちで学べるデータベースのきほん 第2版
自宅のPCで実際に手を動かしながら、データベースの「作り方」と「動かし方」を体験できる入門書です。環境構築で挫折しがちな初心者にも配慮されています。
- 自分のPCに環境を作って実践できるので、納得感が強い
- OS(Windows/Mac)を問わず、丁寧なキャプチャ解説がある
- 設計からSQLの基本操作まで、一本道でスムーズに学習が進む
データベース設計を勉強することで得られるメリット
カモメ
ススメDB設計を学ぶメリットを改めて整理しました。
不整合が起きにくい構造にすることで、修正時の影響範囲が限定される。
インデックスや物理設計の知識があれば、数百万件のデータでも高速に処理できる。
単なる「実装者」を卒業して、仕組みがわかるエンジニアになれる。
業務でデータベース設計を学ぶときの注意点
DB設計を学ぶ上で注意したいのは、「常に正解の設計があるわけではない」ということです。
理論上は第3正規化まで進めるのが正解でも、パフォーマンスのためにあえてデータを重複させる(非正規化)判断が必要な場面もあります。本で学んだ知識をそのまま適用するのではなく、プロジェクトの要件に合わせて柔軟に使い分けることこそが重要だと私は感じています。
データベース設計を勉強するのにおすすめの1冊
データベース設計について、いくつか本を紹介してきましたが、特におすすめの本が「達人に学ぶDB設計 徹底指南書」です。データベース設計を勉強するのであれば、必ず紹介される本で名著だからです。ぜひ一冊手に取ってみて勉強してみましょう。
まとめ:今日から始めるDB設計
- まずは「達人に学ぶDB設計」から一読する
- アンチパターンを知り、現在のプロジェクトの「負債」を特定する
- モデリング(ER図)を実際に書いて、レビューを受ける習慣をつける
データベース設計は一朝一夕には身につきませんが、一度習得すれば技術スタックが変わっても通用する「枯れない技術」です。ぜひ、今日紹介した本の中から一冊手に取ってみてください。
ススメエンジニアなら読んでおきたいおすすめの技術本を下記の記事で紹介しています。AIになんでも聞けばいいやから脱却して、体系的に知識をつけて基礎向上を目指しましょう。







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