「Anyで無理やり通してしまった」「ジェネリクスの書き方がいまいち自信がない」……そんな悩みを持つエンジニアの方は多いはず。TypeScriptはJavaScriptの延長で書けてしまう分、基礎を飛ばすと「型に振り回される」状態になりがちです。
カモメ
ススメこの記事では、初心者から中級者へステップアップしたいエンジニア向けに、TypeScriptを効率よく学習できるおすすめの本を厳選して紹介します。
結論:今のレベルと目的に合わせて1冊を選ぶ
TypeScriptの学習は、闇雲にネット記事を漁るより、信頼できる技術書を1冊読み切る方が圧倒的に効率的です。
入門書や肩をより深く学ぶ技術書もありますが、個人的におすすめなのが、入門書+ハンズオン形式の本を買うことです。
まずは、自分が「何をできるようになりたいか」を明確にして、以下の比較表から自分に合う1冊を見つけてみてください。
TypeScript学習本の選び方・比較表
| 書籍名 | 難易度 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 型システムのしくみ ― TypeScriptで実装しながら学ぶ型とプログラミング言語 | 中級 | 言語仕様の深い理解 | 仕組みから理解したい |
| はじめてのTypeScript エンジニア入門編 | 初級 | 基礎の基礎を網羅 | 挫折したくない初心者 |
| TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発 | 中〜上級 | 実践的な開発手法 | 現場で即戦力になりたい |
| 現場で使えるTypeScript 詳解実践ガイド | 中級 | データの扱いを重視 | 設計力を高めたい |
| プロを目指すTypeScript | 初級〜中級 | 丁寧な解説 | 正しい書き方を学びたい |
| TypeScriptハンズオン | 初級 | 手を動かす重視 | 座学が苦手な人 |
| Effective TypeScript | 上級 | ベストプラクティス | 1ランク上のコードを書きたい |
厳選!TypeScriptのおすすめ本7冊
型システムのしくみ ― TypeScriptで実装しながら学ぶ型とプログラミング言語
「型システムとは何か?」という根本的な問いに対し、TypeScriptを用いて実際に型検査器(タイプチェッカー)を自作しながら解き明かしていく一冊です。理論と実装を往復することで、普段何気なく使っている「型」の裏側でどのようなロジックが働いているのかを深く理解できます。プログラミング言語としてのTypeScriptをより本質的に、そして知的に楽しみたい中級以上のエンジニアに強く推奨します。
- 型検査器の自作を通じて「型システム」の抽象的な概念を具体的に理解できる
- プログラミング言語の処理系がどのようにコードを解析しているかの裏側が学べる
- 学術的な「型理論」への入り口として、TypeScriptという身近な言語で挑戦できる
はじめてのTypeScript エンジニア入門編
Webエンジニアを目指す初心者が、TypeScriptの基礎からモダンな開発環境の構築までを一気通貫で学べる教科書です。言語の文法解説にとどまらず、エディタの設定やパッケージ管理、さらにはサーバーレスアプリケーションの開発といった「現場で求められる周辺知識」までカバーしています。単なるコードの書き方だけでなく、エンジニアとしての「開発の進め方」そのものを身につけたい方に最適です。
- 言語仕様だけでなく、実務に必須のツール群やエコシステムについても学べる
- サーバーレスWebアプリケーションの開発を通じて実践的なアウトプットができる
- 2025年2月発売の最新刊であり、現在の開発トレンドに即した知識が習得できる
TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発
今の開発現場で主流となっている「React × Next.js × TypeScript」の組み合わせを、手を動かしながら学べる実践書です。単なる言語の勉強ではなく、「どうやってプロダクトを作るか」に焦点が当てられています。実際の現場で遭遇するようなコンポーネントの型定義やAPI連携のやり方が具体的に書かれているので、転職活動やポートフォリオ作成にも直結します。
- 最新のフレームワーク(Next.js)との連携が学べる
- コンポーネント設計における型の使い方が具体的にわかる
- テストやデプロイまで、開発の一連の流れを体験できる
現場で使えるTypeScript 詳解実践ガイド
実務でTypeScriptを使いこなすために不可欠な基本概念から、応用的な設計パターンまでを丁寧に解説した実践書です。現場で遭遇しがちな「この場合はどう型を付けるべきか」という疑問に答えるリファレンス的な側面と、手を動かしてアプリケーションを構築するハンズオンの側面を兼ね備えています。JavaScriptの知識はあるものの、TypeScriptの「型」の恩恵を十分に引き出せていないと感じている方のステップアップに役立ちます。
- 基礎から応用まで、現場で即戦力となるための知識が体系的に整理されている
- 豊富なサンプルコードとハンズオン形式の開発を通じて、確かな実装力が身につく
- 単なる構文紹介に留まらず、コードの品質と安全性を高めるための思考法が学べる
プロを目指すTypeScript
「徹底的に丁寧に」をコンセプトにした、非常に評価の高い一冊です。初心者がつまずきがちな「ジェネリクス」や「Union型」などを、噛み砕いた言葉で説明してくれます。個人的には、筆者の語り口が優しく、独学でも挫折しにくい雰囲気があるのが最大のおすすめポイントです。
- 解説がとにかく丁寧で、論理の飛躍がない
- 現場で使われる最新の書き方(モダンな文法)をカバー
- 練習問題があり、理解度をセルフチェックできる
手を動かしながら学ぶ TypeScript
「理屈はいいから、まずは書きたい!」というエンジニアにぴったりの本です。写経を通して、TypeScript特有の挙動を体で覚えることができます。私は座学だと眠くなってしまうタイプなのですが、この本のようにサンプルコードをどんどん動かす形式は、楽しみながら続けられました。
- 実際にコードを書くことで、エラーの出方や修正方法が身につく
- 小さなプロジェクトを完成させる達成感が味わえる
- 実用的なユーティリティ型の使い方が実践的に学べる
Effective TypeScript
TypeScriptをある程度使いこなせるようになったエンジニアが、「さらに上のレベル」へ行くための62の項目がまとめられています。ベストプラクティスが詰まっており、「こういう時はこう書くべき」という指針が得られます。チーム開発でコードレビューをする立場の人には、必読の書と言えるでしょう。
- 型安全性を保ちつつ、コードの柔軟性を維持するテクニックが満載
- 「やってはいけない」アンチパターンが学べる
- 型推論を最大限に活かす方法がわかる
Typescriptの本を使って勉強する時のコツ
カモメ
ススメ「Any」禁止縛りをしてみる
学習中はあえてanyを封印してみてください。どうすれば型を合わせられるか悩む過程こそが、最大の勉強になります。
Typescriptを勉強する本で迷ったらこれ
Typescriptは、型を指定することで、安全に行動をかける事で有名です。
実際にTypescriptの勢いがここ数年盛り上がっており、個人的にもTypescriptをより深く勉強する必要があるなと仕事をしていても感じます。
そのため、Typescriptを使えると言う事は、様々な企業で価値を見出せることにつながります。
今回紹介したTypescriptのおすすめの本の中で、個人的にオススメな本を一冊だけピックアップしました。迷ったら購入してTypescriptを勉強してみましょう。
まとめ
TypeScriptは、一度マスターすればJavaScript開発のストレスを劇的に減らしてくれる強力な武器になります。
- 自分のレベル(初級・中級・実践)に合わせた本を選ぶ
- 理屈(本)と実践(コードを書く)をセットで行う
- 「なんとなく」を放置せず、型エラーと向き合う
まずは気になる一冊を手に取って、最初の一歩を踏み出してみませんか?
エンジニアなら読んでおきたいおすすめの技術本を下記の記事で紹介しています。AIになんでも聞けばいいやから脱却して、体系的に知識をつけて基礎向上を目指しましょう。







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